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月及 - (日本語)

2017年 10月 月及 : レモンドリー

by Alex Yu 2024. 7. 23.
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Photo : Green


ある普通の出勤日だった。

彼女は新しく食べたゼリーが美味しいと、「なんだかビタミンが生成される感じ?」と言って写真を送ってきた。それはビタミンCの粉末を作る製薬会社が作ったレモン風味のゼリーだった。

写真を見ると、ゼリーの形も可愛く、「レモンドリー」という名前がついていた。これを見て、私は意識の流れのままに突拍子もない小説を書いた。それが以下の原文だ。

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1. 私はビタミンC。ぷるぷるしたレモンの中に住んでいる。小さな夢があった。それは私を育ててくれた農場の人に感謝の気持ちを込めて踊りと歌を披露することだった。しかしビタミンCの運命は、人間に食べられて終わるという悲しい結末が待っていると聞いていたので、その夢を心の中に秘めて生きていた。

2. 気がつくと、私はある製薬会社の実験室に閉じ込められていた。私の夢を彼らが聞いたのだろうか。彼らは私に身体を作ってくれると言い、同じ夢を持つ仲間たちと一緒に様々な苦しい実験を受けていた。

3. ゼリーの形の身体ができた。製薬会社の実験室長によれば、時間が経てば腕と脚が生え、歌って踊れるようになると言われた。まだ目は笑顔のような形だが、少しだけ前が見えるようになった。仲間たちも今日まで一緒に苦しみを耐えてきたので、戦友のような感情が生まれた。そう、私たちは死ぬときも一緒だという強い絆で結ばれていたのだ。

4. 私たちのコードネームは「レモンドリー」。以前の住処「レモン」の名前と、中性化手術を受けたけれども元気に育つように「ドリー」をつけてくれた。新しい主人ができたら、私にどんな名前をつけてくれるのか、毎日が楽しみだ。腕と脚が少しだけ伸びた感じだが、まだ自分の意志で動かせない。

5. 黄色いジッパー付き袋の外で可愛い少女の声が聞こえてきた。やがて、この場所を脱出したという証拠音であるコンビニ特有の「ピッ」という音が大きく聞こえ、黄色いジッパー付き袋の蓋が開いた。久しぶりに見る青い空、そして私たちを見下ろす可愛い少女。まだ口と声帯は未完成だが、「レモンドリー」戦友たちは一心に叫んだ。「私たちはレモンドリー! 可愛がってね!」

6. 「レモンドリーNo.705」は頭から食べられて死亡した。彼の遺言や叫び声さえ聞けなかった。私はまだジッパー付き袋に閉じ込められ、生きている。確率的に次は私だ。不安と焦りが募る。結局はビタミンCの運命に戻るが、これまで抱いてきた夢と希望を一度に捨てるのはあまりに辛い。

7. ジッパー付き袋の中に少女の細い指が入ってきて、私の頭をそっと引っ張った。戦友たちはゼリー特有の粘着力で必死に引き止めたが、力不足だった。腰からちぎれ頭だけが残った「レモンドリーNo.147」、私の最後の名前。少女の最後の声が聞こえた。「なんだか…ビタミンが生成される感じ?」

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こんな創造的な活動をしながら出勤すると、長く退屈に感じていた出勤時間が非常に短く感じられた。いつまたこんな想像ができるだろうか。一日が楽しくなる出勤日だった。

写真:Green / 文章:Alex Yu

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